介護系には国家資格や公的資格・民間資格がある

介護業界に限らず、一般的に資格と呼ばれるものには、大きく国家資格や公的なもの、民間資格の3つに分けられる。
国家資格はは法律に定義や業務内容が規定されており、国または国が委託する団体などが認定している。
そのため、多くの人は国の資格に重みを感じているのだ。

よく、国家資格と民間の資格については話題になるが、国家資格が必ずしも民間の資格よりも価値があるかといえば、そうとは限らない。
とはいえ、法律で規定されているので、一定の基準に基づきその人の能力を認めているので、知名度も人気も高いのは事実だ。

また、公的な資格とは、官庁などが審査基準を認定しており、財団法人や社団法人などが実施するものだ。
法律や省令で定義や業務内容が規定されているものの、国家資格のように厳密な記載がなく、省令などで対応しているようだ。
従って、「この資格がなければ、この仕事ができない」というよりも、「この仕事をするために、これだけの実力がある」という技能レベルを示す検定が多くなっており、調理師や福祉住環境コーディネーターなどがある。

一方、民間資格とは、民間の団体が任意で認定するものだ。
法律や官公庁による保証はないが、特定の業界で広く認められているものや、世界的によく知られているものもある。
ただし、中には名ばかりで中身が伴わないものもあるので注意が必要だ。
福祉の分野には、実に様々な資格が存在するので、自分の目的に合った資格を取得し、キャリをを磨いてほしい。